「ソルティガ300って、ギア比や糸巻き量はどうなの?」「300と300H、どっちを選べばいい?」「ICやシマノのオシアコンクエストと何が違うの?」
ダイワのジギング用ベイトリール「25ソルティガ300」を調べていると、こんな疑問にぶつかる方が多いのではないでしょうか。筆者は25ソルティガ300H(右巻き)を自費で購入し、沖縄の船・カヤック・SUPからのライトジギング(歴2年)で使っています。PEは2号、水深30〜100mで45〜180gのジグを使う釣りです。シマノの24オシアコンクエストCT 300HGも持っているので、比較も筆者の体験を交えて書きます。
この記事では、次の3つの疑問に答えます。
- ギア比・巻き取り長さ・糸巻き量(PE号数)・価格といった基本スペック
- 300と300Hの選び方、ソルティガIC・オシアコンクエストCT 300HGとの違い
- ジグ150g・水深70mで使った筆者の実釣インプレ
良い点だけでなく、価格や自重といった気になる点も正直に書きます。ソルティガのスペックとメーカー希望本体価格は、2026年10月8日にダイワ公式サイトで確認した内容です。ライトジギング自体がはじめての方は、先にライトジギング入門をご覧ください。
- 300はギア比6.3・巻き取り86cm、300Hは7.3・100cm。自重はどちらも420g
- PE2号で400m、1.5号で500m、3号で250m巻ける
- 筆者は300H(PE2号・水深30〜100m・45〜180g)を使用。ジグ150g・水深70mで、巻き始めも負荷時も軽いと感じた
- メーカー希望本体価格は65,900円(税抜)。ICは101,000円(税抜)
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25ソルティガ300とは?基本スペックとラインナップ

25ソルティガ300は、ダイワが近海のジギング向けに作ったレベルワインド付きのベイトリールです。公式サイトは「近海のジギングシーンを制する。」とうたい、明石や瀬戸内のような激流のエリアを含む近海の場面に対応すると説明しています。発売は2025年2月ごろ(販売店の掲載による。公式サイトに発売日の記載はありません)です。
公式の説明では、従来のSALTIGA BJはもちろん、SALTIGA ICと比べても巻きの抵抗が軽減されているとされています。
①スペック早見表(ダイワ公式)
| 項目 | 300 | 300L | 300H | 300HL |
|---|---|---|---|---|
| ハンドル位置 | 右巻き | 左巻き | 右巻き(筆者) | 左巻き |
| ギア比 | 6.3 | 6.3 | 7.3 | 7.3 |
| 巻き取り長さ(1回転) | 86cm | 86cm | 100cm | 100cm |
| 最大ドラグ力 | 10kg | 10kg | 10kg | 10kg |
| 全モデル共通の項目 | 内容 |
|---|---|
| 自重 | 420g |
| PE糸巻き量 | 1.5号-500m / 2号-400m / 3号-250m |
| ハンドルアーム長 | 75〜85mm(出荷時85mm) |
| ベアリング | ボール11個 / ローラー1個(公式の表記は「11/1」) |
| スプール | 幅24mm・径44mm(交換不可) |
| ハンドルノブ | Lサイズ |
| メーカー希望本体価格 | 65,900円(税抜) |
| 発売時期 | 2025年2月ごろ(販売店の掲載による。左巻きは3月ごろの掲載) |
型番の末尾の「L」は左巻きです。右巻きには何も付きません。ソルティガの300番にHG(ハイギア)という名前のモデルはなく、ノーマルギアの300系とハイギアの300H系の2系統です。
実売価格は販売店や時期によって変わります。購入前に、販売店の商品ページで最新の価格を確認してください。
参考までに、2026年10月8日時点のAmazonの価格(税込)は、300H(右巻き)が52,000円、300(右巻き)が55,648円、300Lと300HLが49,578円でした。セールなどで変わるので目安としてご覧ください。
②300と300H、どっちを選ぶ?
違いはギア比と巻き取り長さです。数値は公式のものです。
| 300 / 300L | 300H / 300HL | |
|---|---|---|
| ギア比 | 6.3 | 7.3 |
| 巻き取り長さ(1回転) | 86cm | 100cm |
| 向く場面の目安(一般論) | 水深がある場所や重めのジグで、巻きの負担を減らしたいとき | 回収を速くしたいとき、糸ふけを素早く取りたいとき |
下の行は、ギア比の一般的な考え方で、ダイワ公式の使い分けではありません(公式の製品ページに使い分けの記載はありません)。1回転で巻き取る長さが14cm違うので、ハイギアは回収やジグの回し込みが速く、ノーマルギアは同じ力で巻いたときの負担が小さい、というイメージです。
筆者は300Hを選び、水深30〜100m、ジグ45〜180g、PE2号で使っています。上の表は一般論なので、筆者のように水深70m・150gのジグでも300Hを使う人はいます。迷ったら、自分がよく行く水深とジグの重さを書き出して、回収の速さと巻きの負担のどちらを優先するかで決めるとよいでしょう。筆者は300を使っていないため、300の巻き心地は書けません。
③糸巻き量とPE号数の目安
| PE号数 | 糸巻き量(公式) | メモ |
|---|---|---|
| 1.5号 | 500m | |
| 2号 | 400m | 筆者が使っている号数 |
| 3号 | 250m | スプールロックを使うなら3号が上限(後述) |
筆者は水深30〜100mの釣りでPE2号を使っています。どの号数にするかは、狙う水深と魚のサイズ、ロッドの適合ラインで決めます。PEラインの基本はライトジギング入門で解説しています。
筆者が使用している300H(右巻き)はこちらです。
筆者の実釣インプレ(沖縄・ライトジギング)

ここからは筆者の感想です。使っているのは25ソルティガ300H(右巻き)で、PE2号、水深30〜100m、ジグ45〜180gの釣りです。「軽い」という言葉は人によって意味が違うので、巻き心地・自重・握りやすさに分けて書きます。
巻き心地の軽さ(ジグ150g・水深70m)
ジグ150g・水深70mで使ったときの感覚です。巻き始めも、ジグに負荷がかかった巻き上げの最中も、どちらも軽いと感じました。あまりに軽くて「ジグが付いているのか?」と思うほどでした。数値で測ったものではなく、あくまで筆者の感覚です。
自重とパーミング
自重は公式で420gです。カヤックのライトジギングで200gまでのジグを1日中シャクっても、リールの重さはあまり気にならない、というのが筆者の感想です。ただし、軽さを最優先する人には向きません(ICの300は400g)。

握りやすさも、サムホールディングフレームのおかげで良いと感じています。見た目のデザインも筆者は気に入っています。
剛性感とゴリ巻き
剛性感は、巻いていてリール全体のブレが少ないと感じます。ゴリ巻きの強さや耐久性も頼もしく感じています(長期間使って確かめたものではなく、現時点の印象です)。
スプールロックは未使用
スプールロック機構は、ソルティガ300Hで根掛かりをしたことがないため、筆者は未使用です。そのため使用感は書けません。公式の情報と、ダイワ公式のテスター評は「評判・口コミ」の章に整理しています。
実釣動画
ソルティガ300Hを使っている筆者の実釣動画です。686秒付近からリールを使っている場面があります。
船・カヤック・SUPのどれで出る場合も、ライフジャケットを常に着用し、出る前に風・波・潮位の予報を確認しましょう。カヤックやSUPでは単独行動は避けてください。海上での緊急時は118番(海上保安庁)です。風や波の目安、冬の季節風(ミーニシ)の注意点、道具や安全対策は沖縄でカヤックフィッシングを始める方法で解説しています。出艇場所では釣り禁止・立入禁止の場所に入らず、駐車やゴミのマナーを守りましょう。
25ソルティガ300の注目ポイント
公式が挙げる特長のうち、ジギングでの使い勝手に関わる5つを整理します。説明は公式サイトの内容の要旨で、効果の感じ方は人それぞれです。
①HYPERDRIVE DESIGN(巻きの土台になる4つの構造)
公式では、強く滑らかな回転が持続することを追求した設計とされています。内訳は次の4つです。
- HYPERDRIVE DIGIGEAR:歯幅を広げたギアシステム
- HYPER DOUBLE SUPPORT:ピニオンギアの両端を2つのベアリングで支える構造
- HYPER TOUGH CLUTCH:海水域でも固着しにくい絶縁構造のクラッチ
- HYPER ARMED HOUSING:フレームと両サイドプレート、セットプレートがアルミ合金のハウジング




②スプールロック機構

公式は「レベルワインド搭載機種においてはダイワ初となるスプールロック機構」としています。根掛かりしたときに、スプールとピニオンギアを切り離し、ギアに負担をかけずにラインを切るための機構です。使える条件はPEライン3.0号以下です。筆者の2号は条件の範囲内ですが、前述のとおり未使用です。
③サムホールディングフレーム
親指を添えやすくして、リールが手から抜けにくくなるよう配慮したフレーム形状です。握り心地は先ほど書いたとおりです。
④アノードプロテクション

金属の腐食をやわらげる技術で、犠牲陽極とも呼ばれます。金属が腐食する代わりに、アノード(亜鉛)が腐食を引き受ける仕組みです。公式の注意書きによると、アノードは消耗品で、メンテナンスフリーになるわけではなく、ユーザー自身での交換もできません。使用後に真水で洗う習慣は変わりません。
⑤シンクロレベルワインド

ライン放出時の抵抗を抑え、ドラグが作動するときの滑らかさを高める機構と説明されています。
ソルティガIC(25ソルティガIC)との違い
ソルティガ300には、ICカウンターを積んだ「25ソルティガIC」があります。筆者のモデルと同じ7.3・100cmのハイギアで比べます。数値は、どちらもダイワ公式のものです。

| 項目 | 25ソルティガ 300H | 25ソルティガIC 300H-SJ-C |
|---|---|---|
| 自重 | 420g | 425g |
| ギア比 / 巻き取り長さ | 7.3 / 100cm | 7.3 / 100cm |
| 最大ドラグ力 | 10kg | 10kg |
| PE糸巻き量 | 1.5号-500m / 2号-400m / 3号-250m | 1.2号-600m / 1.5号-500m / 2号-400m |
| ハンドルアーム長 | 75〜85mm | 85〜95mm |
| ICカウンター | 非搭載 | 搭載(10cm単位の表示、デプスアラーム、巻き上げ・落下速度の表示) |
| 電子ドラグサウンド / DAIWA CONNECTED | 非搭載 | 搭載(ドラグサウンドは3種類とOFF) |
| メーカー希望本体価格(税抜) | 65,900円 | 101,000円 |
価格差は、メーカー希望本体価格(税抜)で35,100円です。自重は300H系で5gしか違わず、300系同士ではICのほうが20g軽くなります(300は420g、IC 300-Cは400g)。スプールロックはICの公式ページに記載が見当たりませんでしたが、「ない」と断定はできないため、気になる方は購入前に公式で確認してください。
選び方の一般的な目安は次のとおりです。水深を数字で把握したい人、巻き上げ速度やアラームを活用したい人はIC。価格を抑えたい人、PEラインの色などで水深を把握できる人は、ICなしのソルティガ300が向きます。筆者はソルティガICの使用経験があります。
現行モデルの25ソルティガIC 300H-SJ-Cはこちらです(筆者が使ったICとはモデルが異なる場合があります)。
24オシアコンクエストCT 300HGとの比較
筆者はシマノの24オシアコンクエストCT 300HGも持っています。ギア比が違うため、完全に同条件の比較ではない点にご注意ください。
| 項目 | 25ソルティガ 300H(筆者) | 24オシアコンクエストCT 300HG |
|---|---|---|
| ギア比 | 7.3 | 6.2 |
| 巻き取り長さ(1回転) | 100cm | 84cm |
| 自重 | 420g | 395g |
| 最大ドラグ力 | 10kg | 7.5kg |
| PE2号の糸巻き量 | 400m | 380m |
| 水深カウンター | 非搭載 | 搭載 |
| フォールレバー | 非搭載 | 搭載 |
※ソルティガ側はダイワ公式の値です。オシアコンクエストCT 300HGは、シマノ公式サイトを確認できなかったため、販売店や釣具情報サイトなど二次情報2件で一致した値を載せています。価格や発売時期は確認できなかったので載せていません。購入前にシマノ公式サイトで最新の仕様を確認してください。
筆者の感覚では、巻き心地の軽さはソルティガ300Hのほうが上です。一方、オシアコンクエストCTで良いと感じる点はフォールレバーです。ソルティガ300にはフォールレバーが付いていません。
ドラグ力はソルティガの10kgに対してオシアが7.5kg、自重はオシアのほうが25g軽い、という違いもあります。筆者は釣具のメーカーにこだわりがなく、評判の良いものを使うスタンスです。オシアコンクエストCT 300HGの詳しい使用感は24オシアコンクエストCT 300HGのレビューで書いています。
25ソルティガ300のメリット・デメリット
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| ジグ150g・水深70mで、巻き始めも負荷時も軽いと感じた(筆者) | メーカー希望本体価格は65,900円(税抜)。ICは101,000円(税抜) |
| ダイワのレベルワインド搭載機では初のスプールロック機構 | スプールロックはPE3.0号以下で使用可能。筆者は未使用 |
| PE2号400m、3号250mと糸巻き量にゆとりがある | 自重は420gで、軽さを最優先する人には向かない |
| サムホールディングフレームで握りやすい(筆者) | ICカウンターは非搭載。水深は自分で把握する必要がある |
| 剛性感があり、ゴリ巻きの強さも頼もしいと感じた(筆者) | スプールは交換できない。フォールレバーも付いていない |
実売価格は販売店や時期で変わるので、購入前に確認してください。
評判・口コミ
出典を確認できない口コミは載せず、確認できたものだけを整理します。
ECサイトのレビュー
Amazonの25ソルティガ300の商品ページでは、2026年10月8日時点で13件の評価があり、平均は星4.9でした。上位に表示されたレビューは300H(右巻き)の購入者で、実際の使用感に触れた内容を要約すると次のとおりです。
- カウンター付きのリールは握りづらく、カウンターも不要なのでこちらを選んだ
- 見た目がかっこよく、パワーと軽量感がある。中型の青物でゴリ巻きのファイトができた
- 小さいがパワフルで、品質が高い(英語のレビュー)
評価の件数はまだ少なく、上位には不満点を書いたレビューは表示されていませんでした。配送や開封時の感想だけのレビューもあるため、件数と中身の両方を見て参考にしてください。
ダイワ公式のテスター評
ダイワ公式の製品ページ(25ソルティガ300)には、テスターの評価が載っています。要旨は次のとおりです。
- 住澤直樹さん:従来機より巻きが軽く、低負荷から高負荷まで滑らかに巻けることに驚いたとしています。スプールロックについては、根掛かり時に安心して引っ張れる点を便利と評価しています。
- 小中孝浩さん:巻きの強さと耐久性が大きく向上したとしています。強いPEラインをスプールを指で押さえて切るとギアを傷めるおそれがあるため、スプールロックはリールを長持ちさせる点で有用だとしています。
メーカー公式のページなので、好意的な内容が中心になる点は割り引いて読む必要があります。筆者の感想(巻き始めも負荷時も軽い)は、住澤さんの評価と方向が近いと感じました。スプールロックの便利さは、筆者は未使用のため確かめられていません。
おすすめする人・しない人
| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 水深30〜100m前後のライトジギングで、巻きの軽さを重視する人 | 水深や巻き上げ速度を数字で見たい人(ICを検討) |
| PE2号〜3号で、根掛かり時のラインブレイクを考えている人 | とにかく軽いリールが欲しい人(自重420g) |
| 船・カヤックなどで、長時間シャクる人(筆者は200gまでのジグでも重さが気にならなかった) | フォールレバーを使いたい人、スプールを交換したい人 |
よくある質問
Q. 25ソルティガ300とソルティガICの違いは?
ICカウンターの有無だけではありません。ICは電子ドラグサウンドとDAIWA CONNECTEDも備え、メーカー希望本体価格(税抜)は101,000円で、ソルティガ300の65,900円より35,100円高くなっています。自重や糸巻き量の違いは、本文の比較表をご覧ください。
Q. ソルティガ300とオシアコンクエスト300は、どっちがいい?
筆者の感覚では、巻き心地の軽さはソルティガ300H、良い点はオシアコンクエストCT 300HGのフォールレバーです。ギア比や自重、ドラグ力が違うため、重視する点で決めるとよいでしょう。
Q. 糸巻き量はどれくらい?
公式の糸巻き量は、PE1.5号が500m、2号が400m、3号が250mです。全モデル共通です。
Q. 値段(定価)はいくら?
メーカー希望本体価格は65,900円(税抜)です。実売価格は販売店によって異なるため、購入前に販売店で確認してください。
2026年10月8日時点のAmazonでは、300H(右巻き)が52,000円(税込)でした。同じ日の25ソルティガIC 300H-SJ-Cは80,956円(税込)で、差は約2.9万円です。
Q. 何用のリール?どんな魚が釣れる?
公式は「近海のジギングシーン」向けと位置づけています。対象魚の公式なリストはありませんが、テスターは主なターゲットとしてブリをはじめとした青物を挙げています。筆者がライトジギングで狙うのは、アカジン(スジアラ)やムルー(沖縄の呼び名。標準和名はホオアカクチビ)などです。なお、ソルティガ30000はスピニングリールの別機種で、300kg超のクロマグロなどを想定した大型機です。
Q. スプールは交換できる?メンテナンスは?
公式の仕様では、スプールは交換できません。メンテナンスは、使用後に真水で洗い、乾かしてから注油するのが基本です。分解は正規の修理窓口に任せましょう。アノードプロテクションを搭載していても、洗浄は必要です。
まとめ:25ソルティガ300Hはライトジギングで使っている一台
- 300はギア比6.3・巻き取り86cm、300Hは7.3・100cm。自重は420g、メーカー希望本体価格は65,900円(税抜)
- 糸巻き量はPE1.5号500m・2号400m・3号250m。スプールロックはPE3.0号以下で使用可能
- 筆者の300Hは、ジグ150g・水深70mで巻き始めも負荷時も軽いと感じた
- 水深を数字で見たいならIC、フォールレバーを重視するならオシアコンクエストCT 300HGも候補
水深30〜100mでベイトリールを使うライトジギングを考えている方は、一度ソルティガ300系を候補に入れてみてはいかがでしょうか。ジグの選び方や基本の誘い方は、ライトジギング入門で解説しています。
筆者が使用している300H(右巻き)はこちらです。


