初めてのカヤックフィッシング|どこで釣れる?おすすめの釣りスポットと季節別ターゲット

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沖縄の美しい海で、自由にポイントを移動しながら釣りが楽しめるカヤックフィッシング。特に沖縄は、温暖な気候と豊かな自然、そして一年中多彩な魚種が狙えることから、全国のアングラーに人気のエリアです。

初心者でも安心して楽しめるツアーやレンタルサービスも充実しているので、「初めてのカヤックフィッシング」にもぴったりです。

「でも、どこでカヤックを出せばいいの?」「どんな魚が釣れるの?」
といった疑問をお持ちの方もいらしゃるはずですが、この記事を読み終える頃には、きっと美ら海へ漕ぎ出したくてウズウズしているはずですよ!

この記事では、沖縄でおすすめのカヤックフィッシングスポットと、季節ごとに狙えるターゲット、そして楽しみ方のコツを詳しくご紹介します!

この記事を書いた人

沖縄でオフショアやオカッパリからのルアーフィッシングをしています
カヤック・SUPフィッシングでのジギングやキャスティング釣行がメイン!
ウェーディングもたまにします!

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目次

【最重要】まずは知っておこう!沖縄のフィールド「インリーフ」と「アウトリーフ」

沖縄でカヤックフィッシングをする上で、絶対に知っておかなければならないのが「インリーフ」と「アウトリーフ」です。安全に、そして釣果を上げるための基本中の基本なので、しっかり頭に入れておきましょう!

インリーフ(サンゴ礁の内側)

外洋の波をサンゴ礁(リーフ)がブロックしてくれる、いわば「天然のプール」のような波が穏やかなエリアをインリーフと言います。水深は1m〜10m前後と浅く、透明度が高い日は水底がクッキリ見えます。

波が穏やかなので、初心者の方でも安心してカヤックを出すことができます。美しいサンゴや熱帯魚を眺めながらのんびり釣りができる、癒やしの空間です。

ただし、サンゴや岩が多いため根掛かりには注意が必要です。インリーフには色鮮やかなミーバイ(ハタ類)や、強い引きで楽しませてくれるタマン(ハマフエフキ)など、沖縄ならではのトロピカルフィッシュが潜んでいます。

主なターゲット
  • ミーバイ各種
  • タマン
  • フエフキダイ系の魚
  • オジサン
  • イカ

アウトリーフ(サンゴ礁の外側)

サンゴ礁の切れ目(リーフエッジ)を越えた、外洋に面したエリアをアウトリーフと言います。水深は一気に20m、30mと深くなります。潮の流れが速く、インリーフとは比べ物にならないほど波も高くなりやすいため、経験と知識が求められる中級者以上向けのフィールドです。

インリーフでは出会えない大型回遊魚や高級魚が回ってくる夢のあるエリアです。カヤックでガーラ(GT)、カンパチ、アーラミーバイといった船釣りで狙う魚とファイトする…そんなロマンを求めるアングラーたちの憧れの舞台です。

主なターゲット
  • ガーラ(GT)
  • カンパチ
  • カツオ
  • アーラミーバイ
  • グルクン
  • イカ

リーフエッジは、穏やかなインリーフから荒々しいアウトリーフへの境界線。ここは波が立ちやすく、カヤックが最も転覆しやすい危険な場所です。天候が少しでも怪しいと感じたら、絶対にリーフエッジには近づかないでください。風速5m、波高1.5mを超えたら出艇を中止する。その勇気が、あなた自身の命を守ります。

沖縄でカヤックフィッシングが人気の理由

沖縄は、全国でも有数のカヤックフィッシング天国。その理由は以下の3点に集約されます。

  • 海の透明度が高く、水深変化に富んでいる
    すぐにドロップオフ(急深)になる場所があり、岸から近くても水深10m〜40mといった場所が多数ある。
  • ターゲットとなる魚種が豊富
    根魚から青物、アオリイカまで、一年中さまざまな魚種が狙えます。特にリーフ内のポイントや湾内は初心者にも最適。

このように、初心者が始めるには絶好の環境が整っているのが沖縄のカヤックフィッシングの魅力です。県外から旅行で訪れる初めてカヤックフィッシングをやる人は、初心者でも安心して楽しめるツアーやレンタルサービスを利用するのもありです。


【エリア別】初心者におすすめ!沖縄カヤックフィッシングスポット

では沖縄のエリア別にカヤックフィッシングにおすすめの代表的なポイントを紹介します。

【中南部エリア】アクセス抜群!都市近郊のパラダイス

海中道路(うるま市)

平安座島側のビーチやロードパーク。広い駐車スペースやトイレもあり、準備がしやすいのが魅力です。

ドライブスポットとしても有名な海中道路一帯は、広大なインリーフに囲まれています。どこまでも続くかのような遠浅の海は波も非常に穏やかで、カヤックの操船練習にも最適。点在する根があるエリアが絶好のポイントになります。

遠浅のポイントで干潮時はかなり潮が引くので、カヤックを出す場合は満潮時に釣りをするのがおすすめです。

ただ闇雲に漕ぐのではなく、橋脚周りや、海底の色が濃くなっている場所(ブレイクラインや根)を丁寧に探るのが釣果アップのコツです!ワームや小型のミノーでミーバイを狙ってみましょう。

奥武島(南城市)周辺

天ぷらで有名な奥武島の周辺には、スロープや砂浜が点在し、エントリーしやすいです。 ここもインリーフが広く、ファミリーフィッシングでも賑わう穏やかなエリアです。しかし、場所によっては潮通しが良い場所もあり、見た目以上に魚影が濃いのが特徴。

地元漁師さんの船も多く行き来します。航路を横切る際は十分に周囲を確認し、邪魔にならないよう配慮するのが最低限のマナーです。ここではエギングでイカを狙うのも面白いですよ。

【北部エリア】手つかずの自然が残る!やんばるの秘境

本部半島・備瀬周辺

美ら海水族館からも近い、備瀬のフクギ並木周辺のビーチからエントリーできます。

なんといっても、ロケーションが最高!透明度抜群のエメラルドグリーンの海に漕ぎ出せば、それだけで感動すること間違いなし。インリーフも広く、少し沖へ出れば水深のあるアウトリーフにもアクセスしやすいですが、天候判断は慎重に。

ここは高級魚アカジンミーバイの実績が高いポイント。また、春先には大型のアオリイカも回遊してくるので、キャスティングとエギングの両方のタックルを準備していくと楽しめます。

名護湾

市街地に近い「21世紀の森公園ビーチ」など、複数のエントリーポイントがあります。

大きな湾の内側なので、北風が強い冬場でも風裏になるポイントを選べば出艇できる日が多いのが強みです。砂地、岩礁帯、藻場が混在し、釣れる魚種も様々。キスやコチといった砂地の魚から、根魚まで狙えます。

冬のタチウオジギングでタチウオがよく釣れます。魚群探知機でチェックし、反応があればメタルジグを落としてみてください。ドラゴン級がヒットするかもしれませんよ!

離島エリア

石垣島・西表島

サンゴ礁やマングローブが広がる石垣島・西表島は、まさに南国の楽園。

カヤックでしかアクセスできないポイントも多く、トロピカルフィッシュから大型回遊魚まで狙えます。透明度抜群の海と絶景が広がる中での釣りは格別です。

宮古島・伊良部島

宮古島や伊良部島周辺には、幻の島(ユニの浜)など絶景スポットが点在。カヤックでのんびり移動しながら、ミーバイやフエフキダイ系の魚を狙うのがおすすめ。

海の透明度が高く、釣りとシュノーケリングを組み合わせたプランも人気です。

沖縄の季節別おすすめターゲット魚種

沖縄の海は、1年を通じて魚種が豊富ですが、季節ごとに狙いやすいターゲットが異なります。

スクロールできます
季節主なターゲット魚種おすすめの釣り方特徴・釣り方のポイント
春(3-5月)・アオリイカ
・タマン
・根魚(アカジン等)
・ティップランエギング
・キャスティング
・ライトジギング
産卵期で魚が浅場に集まりやすい。シャローエリアを狙い、ワームやエギも有効。
夏(6-8月)・ガーラ(GT)
・タマン
・トロピカルフィッシュ
・グルクン
・根魚(アカジン等)
・キャスティング
・トップウォータープラグ
・ジギング
・エサ釣り(泳がせ)
魚の活性が高く、初心者でも釣果が出やすい。トップウォーターやジギングも楽しい季節。
秋(9-11月)・回遊魚(カツオ、シイラ、マグロ)
・根魚(アカジン等)
・ジギング
・キャスティング
ベイトフィッシュが増え、爆釣シーズン。潮の流れを意識してポイントを選ぶのがコツ。
冬(12-2月)・タチウオ
・根魚(アカジン等)
・アオリイカ
・ジギング
・ティップランエギング
水温が高く大物狙いのベストシーズン。ディープエリアや潮目を重点的に攻めると良い。

沖縄カヤックフィッシングの注意点・アドバイスとマナー

カヤックフィッシングに限らず、釣りは安全第一に楽しむのが前提です。

安全装備は絶対に妥協せず、暑くてもライフジャケットは着用しましょう。
カヤックフィッシングではセーフティーフラッグを立てて他の船に自分の存在を知らせるようにしましょう。
また、携帯電話は防水ケースに入れ、トラブルがあった場合は118番(海上保安庁)に連絡するようにして下さい。

  • 台風シーズン(8-9月)は天候に注意
    沖縄は台風の通り道。釣行前は天気予報を必ずチェックし、無理な出船は避けましょう。
  • 夏場は日差し・熱中症対策を万全に
    沖縄の日差しは強烈。帽子やラッシュガード、サングラス、十分な水分補給を忘れずに。
  • 初心者はガイド付きツアーやレンタルを活用
    地元ガイドのサポートがあれば、安心して釣りに集中できます。
  • 釣った魚を現地で食べる体験もおすすめ
    ツアーによっては、釣った魚をその場で調理してもらえるプランも。新鮮な味は格別です。

沖縄の美しい自然を楽しむためには、地域ごとのルールやマナーを守ることが大前提です。

  • 漁港内でのカヤック出艇は禁止されている場所もあるため、出艇可能かを事前に確認
  • 駐車マナーを守り、地元住民へのあいさつを忘れずに
  • 定置網や漁業権エリアには近づかない

特に観光地では釣りとレジャーの共存が求められます。トラブル回避のためにも、地元ルールの尊重が大切です。

まとめ|沖縄でカヤックフィッシングを安全に楽しく始めよう

沖縄は、初心者にもやさしいカヤックフィッシングのフィールドが豊富に揃っています。
まずは風や波が穏やかなエリアを選び、季節に合った魚種をターゲットにすることで釣果も期待大です!

安全装備とマナーを忘れず、沖縄の海で最高の釣り体験を楽しみましょう。
あなたのカヤックフィッシングデビューが、きっと素晴らしい思い出になりますように!

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