ジギングで大物と真っ向勝負を楽しみたい――そんなアングラーに注目されているのが、シマノ「ゲーム タイプJ フルベンド」。
フルソリッドならではのしなやかな曲がりと圧倒的な粘り強さを兼ね備え、深場や青物だけでなく、さまざまなジギングシーンに柔軟に対応するオールラウンドモデルとして人気を集めています。
私もこのロッドの2番と3番の2本を持っており、80cm近いキツネフエフキをはじめとして多くの釣果を上げています。
本記事では、その特徴や進化ポイント、実際のインプレ・口コミまで徹底解説。これから購入を検討する方やフルソリッドロッドに挑戦したい方に向けてわかりやすくご紹介します。
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24ゲーム タイプJ フルベンドの特徴

「ゲーム タイプJ フルベンド」の最大の魅力は、その「フルソリッド」という構造にあります。カーボンやグラスを中空ではなく、芯まで詰まった状態で成形することで、ロッド全体がどこまでも粘り強く曲がり込む特性を持っています。
ゲーム タイプJ フルベンドは、シマノの高強度カーボンソリッド「タフテック∞」を芯材に、最外層を「ハイパワーXフルソリッド構造」で補強したハイブリッドフルソリッドロッドです。これにより、従来のフルソリッドロッドにありがちな「ネジレ」「重さ」「反発力不足」といった弱点を徹底解消しつつ、ロッド全体が大きくしなやかに曲がる特性と高い粘り、安心感を実現しています。
この「どこまでも曲がり込む」特性こそが、大物とのファイトにおいて絶大な威力を発揮します。魚の急な突っ込みや首振りにもロッド全体が柔軟に追従し、その衝撃を竿全体で吸収。アングラーの身体への負担を大幅に軽減しながら、魚に主導権を与えません。まるでロッドが魚の動きに合わせて踊るかのように、アングラーは安心してファイトを継続できます。
さらに、操作性も工夫されており、スローからハイピッチまで幅広いジャーク、青物から根魚、中深海まで対応するオールラウンド性が最大の魅力です。
初心者からベテランまで幅広い層が、ジグを自在に操れる仕様となっています。また、リアグリップには肘当てしやすいフラット仕様を採用するなど、使い心地もアップしています。
24ゲーム タイプJ フルベンドのラインナップ
ゲーム タイプJ フルベンドは、使用目的やターゲット、ジグウェイト、PEライン強度等に合わせて、主に「B60-1」から「B60-5」まで5モデルが展開されています。
繊細なジギングから大型魚狙いまで用途に合わせて選べ、全モデルともグリップジョイントの2ピース仕様で持ち運びも便利です。
ご自身のよく行くフィールドや、狙っている魚種、使うジグの重さを考慮して、最適な一本を選んでみてください。
品番 | 全長(m) | ジグウェイト(g) | PEライン(号) | 最大ドラグ(kg) | 自重(g) |
---|---|---|---|---|---|
B60-1 | 1.83 | MAX 160 | MAX 1.5 | 3 | 139 |
B60-2 | 1.83 | MAX 200 | MAX 2 | 4 | 151 |
B60-3 | 1.83 | MAX 260 | MAX 2.5 | 5 | 161 |
B60-4 | 1.83 | MAX 330 | MAX 3 | 6 | 174 |
B60-5 | 1.83 | MAX 400 | MAX 4 | 8 | 185 |
ゲーム タイプJ フルベンドの注目すべき進化ポイント

「ゲーム タイプJ フルベンド」は、ただのフルソリッドではありません。シマノ独自の革新的な技術が、従来のフルソリッドのイメージを大きく塗り替えています。
- タフテック∞×ハイパワーXフルソリッド構造
- フルホールディングシート
- フラット仕様リアグリップ
タフテック∞×ハイパワーXフルソリッド構造


このロッドの核となるのが、高強度カーボンソリッド「タフテック∞(インフィニティ)」を芯材に、その外層を「ハイパワーXフルソリッド構造」で強化したハイブリッドブランクスです。
従来のフルソリッドの弱点とされていた「ダルさ」や「ブレ」「ネジレ」「パワーロス」を徹底的に抑制。
どこまでも曲がる粘りを持ちながら、しっかりとした反発力とパワーを両立させています。これにより、ジグの操作性も損なわずに、魚を確実に浮かせられるトルクを生み出します。
フルホールディングシート

手のひらに吸い付くようにフィットするリールシートで、2~4フィンガーなどどんな握り方でも高いホールド感を提供します。
これにより、長時間のリトリーブやジャークでも疲れにくく、アングラーの負担を大きく軽減します。安定したリール操作は、アタリを逃さない感度にもつながります。
フラット仕様リアグリップ

脇挟みはもちろんのこと、肘当てジャーク時の安定感が格段に向上する設計です。高負荷時でもロッドがブレにくく、安定したジグアクションを継続できます。
また、疲れた時にロッドエンドを腹に当てて休むこともできるため、大型魚とのタフなファイトでも体力を温存できます。
ゲーム タイプJ フルベンドの実釣インプレッション

実際にフィールドで「ゲーム タイプJ フルベンド」を使用すると、その独特な特性がさらに際立ちます。
まず驚くのは、ジグをしゃくった時の軽快さです。
フルソリッドと聞くと重くてダルいイメージがあるかもしれませんが、このロッドは違います。ジグを跳ね上げたり、フォールで食わせたりといった、意図したアクションを繊細に表現できます。スローピッチジャークからハイピッチジャークまでオールラウンドにスピードの変化をつけながらジグを動かすことができるロッドです。そのため、青物のスイッチを入れる誘いに有効と感じました。
そして、魚がヒットした瞬間からが「フルベンド」の真骨頂です。魚の強力な引き込みに対して、ロッドがぐっと深く曲がり込み、その粘りで引きをいなしてくれます。
アングラーが無理にロッドを立てて耐える必要がなく、ロッドが魚の動きに追従して自動的にクッションの役割を果たしてくれるため、体への負担が非常に少ないんです。大型の魚が掛かっても、ロッドが暴れることなく安定してファイトできるため、精神的な余裕が生まれます。
実際にゲームタイプJフルベンドの2番を使って80cm近い5kgオーバーのキツネフエフキを釣った時にこのロッドの粘り強さを実感しました。
水深約60mのポイントで魚を掛けて強烈なファーストランがありましたが、ロッドが魚の引きに追従し、竿を立てているとロッドパワーで自然と魚が浮いてくるので非常に楽にやり取りすることができました。
さらに、ロッドが魚の動きに追従することで針外れもリスクも軽減されて安心してやり取りできます。
また、ハイピッチジャークでもスローピッチジャークでもジグを動かすことができるので、根魚から青物まで色々な魚種を多様なアクションで狙うことができます。
実際に使用した私の周りのアングラーの声では、
「大物の青物やキハダマグロと真っ向勝負でも怖くない粘り強さ」
「魚の急激な突っ込みにもロッドが素直に追従し、バラしにくい」
「100m超の深場や重たいジグでもしっかり操作できる」
「ジャークがスムーズで初心者でも安心」
と高い評価が得られています。
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24ゲーム タイプJ フルベンドの悪い口コミ・評判
「ゲーム タイプJ フルベンド」は非常に評価の高いロッドですが、使用するアングラーのスタイルや好みによっては、以下のような点がデメリットと感じられる可能性もあります。
- 超高弾性のシャキシャキ感はない
- 感度の低さ
超高弾性のシャキシャキ感はない
一般的な高弾性カーボンロッドのような、カチッとした硬さやシャープな操作感を求めるアングラーにとっては、フルソリッド特有のしなやかさが「ダルい」と感じられるかもしれません。
特に、ジグを強く「弾く」ようなアクションを多用する方には、少し物足りなく感じる可能性もゼロではありません。
感度の低さ
ロッド全体が曲がり込む特性上、微細な潮流変化やジグの動きを手元で「ビンビン」と伝える手感度は、一般的な高感度ロッドと比較すると劣ると感じる人もいるかもしれません。
しかし、その分、ロッドの曲がりでアタリを捉える「目感度」に優れています。
24ゲーム タイプJ フルベンドの悪い口コミ・評判の総評
これらの「悪い口コミ」は、厳密にはロッドの欠点というよりも、フルソリッドロッドの特性からくるものです。
ロッドが魚の引きを吸収する分、超高感度やシャープな操作感は他のタイプのロッドに譲ります。しかし、それは「曲げて獲る」というコンセプトを追求した結果であり、バラしにくさや疲労軽減といった大きなメリットと引き換えになっています。
ご自身の釣り方や求めるフィーリングを考慮すれば、全く問題にならないケースがほとんどでしょう。
24ゲーム タイプJ フルベンドの良い口コミ・評判!
「ゲーム タイプJ フルベンド」の良い口コミは非常に多く、多くのジギンガーがその性能に魅了されています。
- 「身体への負担が軽減される!」
- 「バラしが激減した!フックアウトの心配が少ない」
- 「曲がるのにトルクがある!安心してファイトできる」
- 「ジグ操作もしっかりできる。ダルさは感じない」
- 携帯性も抜群!
「身体への負担が軽減される!」
「一日中シャクっても腕がパンパンにならない。大型魚が掛かっても、ロッドが勝手に仕事してくれるから、身体への負担が全然違う!」という声が圧倒的に多いです。
長時間のジギングや、大型魚との激しいファイトでも体力が持つため、釣行の最後まで集中力を維持できます。
実際、私も船でのカンパチ狙いのジギングやカヤックフィッシングで1日中しようしていますが、フルソリッドではないロッドに比べると身体への負担が軽いと感じます。
特に、カヤックフィッシングではカヤックに乗って身動きが取りにくい状態で魚とやり取りをする必要があるのでフルソリッドの恩恵は大きく、股関節にロッドエンドを当ててポンピングで魚を上げてくることができます!
「バラしが激減した!フックアウトの心配が少ない」
「魚の引きにロッドがスムーズに追従するから、不意の首振りや突っ込みにも対応できて、バラしが本当に減った」という意見も多数。
特に青物やキハダのファーストランでも、ロッドがクッションとなるため、口切れなどのトラブルが少なく、安心してファイトできるという安心感が大きな魅力です。
「曲がるのにトルクがある!安心してファイトできる」
見た目はしなやかなのに、魚を浮かせるときのパワーがすごいです。しっかり曲がって魚を止め、引き寄せられるトルク感は、従来のフルソリッドのイメージとは全く違う感じがします。
私もこのロッドの2番のデビュー戦で80cm近いキツネフエフキを釣りましたが、ロッドパワーで魚の強烈なファーストランを受け止めてくれました!
「ジグ操作もしっかりできる。ダルさは感じない」
「フルソリッドだからダルいかと思ったけど、意外とシャキッとしてて、ジグを跳ね上げたり、思い通りのアクションをつけやすい」という操作性への高評価も多く、ジグをキビキビ動かしたい場面でも問題なく使えることがわかります。
携帯性も抜群!
全モデルがグリップジョイントの2ピース設計であるため、仕舞寸法が短く、車の積載や持ち運びが非常に楽です。コンパクトになるので軽自動車に乗せても邪魔になりません。遠征釣行の多いアングラーにとっては嬉しいポイントでしょう。
ゲーム タイプJ フルベンドの良い口コミ・評判の総評
これらの口コミからわかるように、「ゲーム タイプJ フルベンド」は、「アングラーの負担を減らし、魚とのファイトを有利に進める」というコンセプトを高いレベルで実現しているロッドです。特に、魚の引きを竿全体で受け止める粘り強さと、それによる疲労軽減、バラシ激減効果は、多くのジギンガーにとって計り知れないメリットをもたらしています。ジグ操作性も犠牲にしていないため、まさに「曲げて獲る」釣りを実践するための最適解と言えるでしょう。
ゲーム タイプJ フルベンドをおすすめしない人
どんなに優れたロッドでも、全てのアングラーに完璧にフィットするわけではありません。「ゲーム タイプJ フルベンド」をおすすめしないのは、以下のような方です。
- 超高感度で微細なアタリを明確に手元で感じたい人: ロッド全体が曲がり込む特性上、高弾性ショートロッドのようなビンビンと響くような手感度を求める方には、物足りなく感じるかもしれません。
- ロッドをほとんど曲げずに魚を強引に引き剥がしたい人: フルベンドはロッド全体で魚の引きを受け止める設計です。ロッドをあまり立てずにリールのパワーで一気に魚を浮かせたい、といったパワーファイトを主とするスタイルの方には、感覚が合わない可能性があります。
- 「硬い竿でジグをパキパキ動かしたい」という方: フルベンドは粘りを重視しており、高弾性ロッドのような「硬さ」や「シャープさ」とは異なります。ジグを極端に弾き飛ばすようなアクションを多用する方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
ゲーム タイプJ フルベンドをおすすめする人
逆に、「ゲーム タイプJ フルベンド」があなたのジギングライフを大きく変える可能性があるのは、以下のような方です。
- 大物とのファイトを安心して楽しみたい人: 強烈な引き込みにもロッド全体で対応してくれるため、ドラグ設定にあまり神経質にならず、ファイトに集中したいアングラーに最適です。バラシを恐れず、自信を持って魚と対峙できます。
- 体力に自信がない、または疲労を軽減したい人: ロッドが魚の引きを吸収してくれるため、腕力に頼ることなくファイトができます。長時間のジギングや、大型魚との格闘で体力の消耗を抑えたいアングラーには、特におすすめです。
- バラシを減らしたい人: ロッドの優れた追従性により、魚の不意な動きにも柔軟に対応し、口切れやフックアウトのリスクを大幅に軽減したいと考えるアングラーにぴったりです。
- フルソリッドのメリットを体感したい人: フルソリッドロッドの「粘り」の真価を知りたい、または従来のフルソリッドの概念を打ち破る進化を体感したいアングラーには、間違いなく満足できる一本となるでしょう。
- 汎用性の高い一本を求めている人: 近海ライトジギングから、青物、さらにはマグロ類まで、幅広いターゲットや釣り方に対応できるため、「これ一本で色々カバーしたい!」というアングラーにもおすすめです。
ゲーム タイプJ フルベンドについてのQ&A
ここでは、24ゲーム タイプJ フルベンドに関してよくある疑問に答えていきます。
- スピニングリールは使えますか?
-
「ゲーム タイプJ フルベンド」のラインナップは全てベイトモデルです。
そのため、基本的にはベイトリールとの組み合わせが推奨されます。
シマノからはスピニングモデルのジギングロッドも多数発売されていますので、スピニングリールをご希望の場合はそちらを検討しましょう。 - カンパチにも対応できますか?
-
ラインナップの表で示したジグウェイトと適合ラインの範囲内であれば、幅広い魚種に対応可能です。B60-4やB60-5であれば大型カンパチやマグロなどにも対応可能です。それぞれの番手に最適なターゲットが想定されています。ご自身の狙う魚種に合わせた番手選びが重要です。
- 他のジギングロッドとの比較ポイントは?
-
「ゲーム タイプJ フルベンド」は、「曲げて獲る」という明確なコンセプトを持つフルソリッドロッドであり、これが他の一般的な中空構造のジギングロッドとの最大の違いです。
疲れにくさ、バラしにくさ、そしてファイト中の安心感において大きなアドバンテージがあります。よりシャープな操作性や高感度を求める場合は、中空構造のロッドも選択肢に入りますが、フルベンドならではの粘りは唯一無二のものです。
ゲーム タイプJ フルベンドの販売者情報
24オゲーム タイプJ フルベンドは、全国の釣具店や主要なオンラインショップで販売されています。購入の際は、信頼できる正規取扱店からの購入をおすすめします。
- シマノ公式サイト: 製品情報や詳細スペックを確認できます。
- 大手釣具店: キャスティング、ポイント、上州屋、タックルベリーなど。
- オンラインショップ: Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、釣具のポイントオンラインストア、釣具のキャスティングオンラインストアなど。
ゲーム タイプJ フルベンドについてまとめ
シマノ「ゲーム タイプJ フルベンド」は、単なるフルソリッドロッドではありません。それは、アングラーの負担を極限まで減らし、魚とのファイトを心から楽しめるよう設計された、まさに「次世代のジギングロッド」と言えるでしょう。
「曲げて獲る」というコンセプトは、アングラーにも魚にも優しい、新しいジギングのカタチを提示してくれます。もしあなたが、
- 大物とのスリリングなファイトを、もっと楽に、もっと安心して楽しみたい
- 長時間のジギングで感じる体の疲れを軽減したい
- せっかくかけた魚を確実にキャッチしたい
そう考えているなら、「ゲーム タイプJ フルベンド」は間違いなく、あなたのジギングライフに革新をもたらす一本となるでしょう。
ぜひ一度、この「粘り」と「パワー」、そして「安心感」を兼ね備えたロッドを手に取り、その唯一無二の性能を体感してみてください。きっと、あなたのジギングの世界がさらに広がるはずですよ!