19ヴァンキッシュをシマノのオーバーホールに出してみた結果

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読者

シマノのリールをオーバーホールに出してみようと思うんだけど、やり方が分からない。

筆者

筆者は19ヴァンキッシュをシマノのオーバーホールに出しました!オーバーホールに出した筆者の体験談を説明するね。

シマノのリールをオーバーホールに出してみたいけれど、やり方、必要なもの、期間、費用が分からず迷っている人もいると思います。

シマノのリールのオーバーホールについては公式HPに詳細が書かれておりますが、この記事では公式HPには書かれていない筆者の体験談を基にご説明します。

筆者は19ヴァンキッシュをシマノのオーバーホールに出しました!

メーカーへのリール発送〜オーバーホール〜リール到着まで約1週間で完了。

オーバーホールから戻ってきたリールの巻き心地はオーバーホール前よりも改善しており、ドラグの滑り出しも滑らかになりました!

記事のポイント
  • オーバーホールのやり方は近所の釣具店に依頼するか、メーカーに直接依頼する2つの方法がある
  • オーバーホールに必要な物はリール本体と保証書(保証書がある場合)
  • オーバーホールはメンテナンスの内容に応じて3つのコースがある
  • 筆者は巻き心地やドラブ性能の改善を実感
  • 半年〜1年に1回のオーバーホールを推奨
目次

オーバーホールのやり方

リールのオーバーホール依頼は、

  • シマノ製品取り扱い釣具店に依頼する
  • メーカーに直接依頼する

の2つの方法があります。

私は通販で購入したリールをメーカーに直接依頼しました(上記の②の方法)。

オーバーホールの流れは以下の流れになります。

STEP
釣具店 or 自分でシマノにリール本体を送る

釣具店or自分でリール本体と修理票をシマノに送ります。

STEP
オーバーホール作業開始

依頼するオーバーホールのコースに応じた作業を行います。

STEP
販売店 or 自宅にリールが届く

オーバーホールを依頼したリールが釣具店 or 自宅に届きます。

オーバーホールに必要なもの

オーバーホールに必要なものは基本的にリール本体のみでOKですが、保証書が付属している製品は保証書も必要になります。

  • リール本体
  • 保証書(※)

※保証書が付属している製品は、電動リール、DC(デジタルコントロールブレーキ)搭載のリールになりますので、ほとんどのリールはリール本体のみがオーバーホールに必要なものになります。

オーバーホールの種類

スピニングリールのオーバーホールには3つのコースがあり、コースによって作業内容や料金が異なります。

  • フルメンテナンスコース(工賃:4,510円)
  • スタンダードコース(工賃:3,960円)
  • スプールオーバーホール(工賃:1,760円)

以下にそれぞれのコース内容を簡単にまとめております。

スクロールできます
コース名フルメンテナンスコーススタンダードコーススプールオーバーホール
工賃(税込)4,510円3,960円1,760円
パーツ代交換パーツ代金交換パーツ代金
上限金額(税込)16,500円
内容すべての箇所の分解洗浄グリスアップを行い、フィーリングに関わる微細な不具合から、性能に関わる不具合まで、改善の為のパーツ交換を行います。全ての個所の分解洗浄グリスアップ、調整組立を行います。スプール組内部の分解洗浄グリスアップ、組立を行います。
こんな方にお勧めオーバーホールに加えて、気になる箇所の症状改善をご希望の方特に気になる箇所はないものの長くご使用いただくために内部をきれいに保ちたい方ドラグの利きが悪いと感じる場合。しゃくる・ドラグ力が出ない等お困りの方
分解対象箇所スプール部
ローター
ラインローラーベール
本体
ハンドル
レバーブレーキ部
※レバーブレーキリールのみ

※レバーブレーキリールのみ
※ご注意点1)スタンダードコースを選択の上、改善希望内容(ごろつき、異音等)をご記入いただいた場合はフルメンテナンスコースとしてお受付させていただきます。
2)スタンダードコースの場合、パーツ交換は行いませんので、パーツ自体のごろつき・ざらつきを完全に解消することは出来ません。
3)フルメンテナンスコースをご希望いただいた場合でもパーツ交換が不要な状態の場合、作業対象箇所と内容は同じですのでスタンダードコースへ変更させていただきます。
4)旧コースをご希望された場合、又はコースのご指定がない場合、ご指摘内容と症状改善のパーツ交換の要否より、こちらで上記2コースへの振り分けを行います。振分け後、旧コースの上限金額以内で収まる場合はそのまま作業を進めさせていただきます。
5)リール本体(スプール付き)と予備スプールなどを合わせてお預けいただきました場合、リール本体に対してはご希望のオーバーホールコース工賃+予備スプールに対してはスプールオーバーホールの工賃を頂戴します。
6)スタンダードコースをご希望でも、内部パーツ破損・完全固着等の通常使用が不可能であると作業者が判断した場合、フルメンテナンスコースへ変更して受付させて頂きます。
※上限金額とは見積を発行せずに作業を実施する上限額のことです。工賃・パーツ代を合わせた合計額を指します。
SHIMANO HP から引用

筆者がリールをオーバーホールに出した理由は、お気に入りのリールを長く使うために、そして、リールの内部を綺麗にするためです。破損箇所や不具合はなかったものの、3年以上使用していたので。

そのため、スタンダードコースを選択しました。

スタンダードコースは、全ての個所の分解洗浄グリスアップ、調整組立を行うコースです。

特に気になる箇所はないものの長くご使用いただくために内部をきれいに保ちたい方におすすめのコースです。

オーバーホールの費用

オーバーホールにかかった費用は5,960円でした。

内訳は以下のとおり。

修理手数料1,818円
工賃3,600円
消費税542円
合計5,960円

料金の支払いは、リール受取時に代金引換にて宅配業者様へ支払いました。

オーバーホールに要した期間

オーバーホールに要した期間は、メーカーへのリール発送〜オーバーホール〜リール到着まで約1週間で完了しました。

沖縄からの発送なので、輸送にも時間がかかって2週間ぐらいかかるだろうなと思っていましたが、思ったよりもかなり早く手元に戻ってきました!

パーツ交換を行わないスタンダードコースなので早かったのか、それとも混み合ってない時期だったのか、はたはた通常これぐらいの期間なのか分かりません。

オーバーホールに出した結果

修理報告書を確認すると修理実施内容に以下の内容が書かれておりました。

ご依頼のスタンダードコースを行いました。現在ご使用が可能な状態であり、改善希望箇所がございませんので、すべての個所の分解洗浄、グリスアップを行わせて頂きました。

※パーツ交換を行っておりませんので、パーツ自体から発生しているざらつき・ごろつきを完全に取り去ることは出来ません。

オーバーホールから戻って来たリールを巻いてみると巻き心地が改善している!

その後、実釣でも使って魚をかけましたが、ドラグの滑り出しが良くなっているのを実感しました!

今回、リールに不具合はないもののオーバーホールに出しました。

これまでリールに目に見える不具合はなかったため、3年間オーバーホールに出していませんでした。

しかし、日頃のセルフメンテナンスで行き届いていない箇所があったのでしょう、オーバーホールから戻ってきてリールの状態が改善したのを実感しております。

常にベストなリールの状態で釣りができるように、もっと早くオーバーホールに出しておけば良かったと後悔しました。

シマノ公式HPで半年〜1年に1回のオーバーホールが推奨されているので、今後は1年に1回はオーバーホールに出そうと思います。

読者の皆さんも定期的にオーバーホールに出すことをおすすめします。

特に、ウェーディング、SUP・カヤックフィッシングで潮を被ることが前提でリールに負担をかける釣りをする場合、定期的なオーバーホールは必須だと思います。

オーバーホールを出すことを考えている人は、この記事を参考にしてオーバーホールに出してみてはいかがでしょうか?

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