カヤックフィッシングは危ない?初心者が知っておくべき安全対策10選

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海の上を自由に移動して、静かなポイントで大物を狙える「カヤック釣り」。手軽に始められる一方で、「危ないのでは?」と不安に感じる初心者の方も多いのではないでしょうか。
実際、カヤック釣りには転覆や漂流などのリスクがあり、事前の安全対策がとても重要です。

この記事では、初心者が最低限押さえておくべき安全対策を10項目に厳選し、わかりやすく解説します。
初めてでも安心して釣行できるよう、命を守るための準備を一緒に整えていきましょう。

この記事を書いた人
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ルアーフィッシング歴3年
ルアーフィッシング全般やります!
ウェーディングやSUPフィッシングの釣行がメイン!
ショアジギングやエギングもたまにします!

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目次

1. はじめに

カヤックフィッシングは、自然との一体感を味わいながら釣りができる、魅力たっぷりのアクティビティです。手軽に沖に出られる反面、「危ないのでは?」と不安を感じている初心者の方も多いはず。

実際、海の上ではちょっとした油断が命取りになることも。ですが、しっかりと安全対策をしていれば、誰でも安全に楽しむことができます。

この記事では、初心者の方が知っておくべき「安全対策10選」をわかりやすく紹介します。万が一のトラブルを避けて、安心してカヤック釣りをスタートしましょう!


2. カヤックフィッシングの主なリスクとは?

まずは、なぜ「カヤック釣りは危ない」と言われるのかを理解しておきましょう。一般的な陸っぱりの釣りや船釣りと異なり、カヤックは一人で海上に出るスタイルが多く、次のようなリスクが伴います。

  • 転覆・落水による事故
  • 風や潮に流されて岸に戻れない
  • 他の船舶から視認されず、衝突の危険がある
  • 急な天候変化に対応できない

これらのリスクを“知らずに”釣行することが最も危険。これから紹介する対策を実践すれば、これらのトラブルを未然に防げます。


3. 初心者が押さえるべき安全対策10選

3-1. ライフジャケット(PFD)は絶対に着用

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カヤック釣りでは、ライフジャケット(PFD)を常に着用するのが鉄則(PFD=Personal Floatation Device)。万が一転覆した場合でも、浮力を確保できる命綱になります。

釣り専用のPFDは収納ポケットもあり、利便性も高いのでおすすめです。


3-2. 天気・風・潮の情報を事前に確認する

風速3m以上、波高1m以上の日は初心者には危険です。

「晴れているから大丈夫」ではなく、風速・波・潮流・天候の変化を必ず事前にチェックしましょう。釣行中も天気アプリなどで常に状況を把握しておくことが大切です。

筆者は釣行時の天気確認のために天気アプリ「Windy」を使用しています。

Windyは、世界中の気象機関が使用するECMWFやGFSなど複数の気象モデルを採用し、風・波・雨・気温などをリアルタイムで視覚的に表示してくれるのが特長。特に風や波の動きがアニメーションでわかるので、釣行やSUP、カヤックフィッシングの計画に最適です。

また、気温・湿度・気圧・雷・潮位など、細かなデータもチェック可能。しかも、これらの機能が無料で使えるというのも大きな魅力です。

「今日は出港できるか?」「風がどのタイミングで変わるのか?」など、自然と向き合うアングラーにとって、Windyは頼れる相棒になるはずです。

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3-3. カヤックフラッグを取り付ける

カヤックは低くて小さいため、他の船舶から見えづらい乗り物です。目立つフラッグ(赤・オレンジなど)を掲げることで、自分の存在を周囲に知らせ、安全性が大幅に向上します。


3-4. スマホと位置情報アプリの常備

スマホは連絡手段として必須。さらに、「海釣図V」などの位置情報アプリを活用すれば、現在地の把握や緊急時の通報にも役立ちます。防水ケースに入れて、ライフジャケットに取り付けておきましょう。

海釣図Vは現在地の水深や航跡を記録することができる便利なアプリなのでカヤックフィッシングをする人はインストール必須のアプリです。

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3-5. 家族や友人に「釣行計画」を共有する

何かあったときに備え、出発時間・帰港予定・ポイント情報を家族や友人に伝えておくことは非常に重要です。定期的な連絡や帰着報告も忘れずに。


3-6. 同行者と一緒に釣行する(ソロは避ける)

初めてのカヤック釣りは経験者との同行が鉄則。トラブル時に助け合えるだけでなく、カヤックの操作や釣りのコツを学ぶこともできます。一人釣行は経験を積んでからにしましょう。


3-7. パドルリーシュやロッドリーシュを使用する

落水時や波の影響でパドルやロッドが海に流されるのを防ぐために、リーシュコードで本体にしっかり固定しましょう。万が一に備え、装備が“絶対に流れない”状態を作ることが大切です。


3-8. 適切なカヤックの選定(安定性重視)

初心者には幅広で安定性の高いシットオンタイプのカヤックが最適です。転覆しにくく、乗り降りも簡単。釣り専用モデルには、ロッドホルダーや魚探マウントが備わっているものもあります。


3-9. 海上での「船舶ルール」を知っておく

航路や漁船の近くでは、必ず譲る意識と視認される工夫が必要です。危険な接近を避けるため、航行ルールや漁業権の範囲も事前に確認しておきましょう。

船舶の航行ルールにおいて、基本的に「右側通行(右側航行)」が原則です。これは日本だけでなく、国際的なルールにも準拠しています。

船が正面から接近してくる場合は、お互い右に避けるのが基本ルールです。カヤックなどの小型船舶もこのルールに従う必要があります。


3-10. 緊急用グッズを揃えておく

突然のトラブルに備えて、以下のような緊急用グッズを常備しましょう。

  • ホイッスル・発煙筒
  • 予備のパドル
  • 浮き具(エマージェンシーフロート)
  • 携帯充電器(モバイルバッテリー)

エレコムのアウトドアモバイルバッテリーは防水性や耐衝撃が高いのでおすすめで筆者も愛用しています。


4. 安全対策をしても“無理は禁物”

いくら準備を整えても、無理な釣行は事故のもと。特に初心者は「今日はやめておこう」という判断がとても重要です。自分のスキルと海況に見合った行動を取りましょう。


5. まとめ|楽しく長く続けるために、安全第一で

カヤック釣りには確かに危険もありますが、しっかりとした知識と準備、そして慎重な判断があれば、安全に楽しめる釣りスタイルです。

この記事で紹介した「安全対策10選」は、すべてが命を守るための基本。面倒に思えても、必ず実践してください。そして、安心して海の上での釣りを楽しみましょう!

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