沖縄は、美しい海と多種多様な魚種で、釣り愛好家にとってまさに楽園です。
その中でも「ライトゲーム」は、初心者から上級者まで幅広い層に人気のある釣りスタイルです。
筆者も様々なジャンルのルアーフィッシングをしていますが、ライトゲームから始めました!
この記事では、沖縄でライトゲームを楽しむためのポイントやタックル選びについて詳しく解説します!
- ライトゲームとは、軽量なタックルを使い、主に小型魚を10g以下のルアーで釣るスタイル!
- 沖縄のライトゲームの対象魚は、メッキ、タマン(ハマフエフキ)、チヌ、コチ等
- ライトゲームのポイントは、リーフエリア(サンゴ礁帯)、砂浜(サーフエリア)、河口エリア、港湾エリア
- おすすめのロッドは5~8ft台の長さ、UL~Lの硬さ
- おすすめのスピニングリールの番手は2000番〜2500番台
- おすすめのルアーの種類は、ワーム(ソフトルアー)、スプーン、ミノー、ジグ
ルアーフィッシング全般やります!
ウェーディングやSUPフィッシングの釣行がメイン!
ショアジギングやエギングもたまにします!
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ライトゲームとは?
ライトゲームとは、軽量なタックルを使い、主に小型魚を10g以下のルアーで釣るスタイルです。
ライトゲームの最大の魅力は、手軽さと奥深さです。
初心者でもすぐに楽しめる一方で、タックルやルアー選び、釣り場の特性を探求する楽しみもあります。
また、軽い道具を使うことで魚の引きをダイレクトに感じることができ、エキサイティングな釣り体験が可能です。
沖縄では、以下のような魚が狙えます。これらの魚は、沖縄の海岸や漁港、防波堤からでも手軽に狙うことができます。
- メッキ
- カスミアジ
- タマン(ハマフエフキ)
- チヌ(クロダイ)
- コチ
沖縄県外では、アジを狙うアジングやメバルを狙うメバリングなどのライトゲームが主流ですが、沖縄はその2種が生息していません。
その代わりにアジ科のガーラやハタ科のミーバイなどがライトゲームのターゲットとなります。
ライトゲームのメリット
筆者もルアーライトゲームには以下のメリットがあります。
- 小さいルアーで小型~中型(時には大型)の魚を幅広く狙うことができ、ヒット率も高い!
- 柔らかい竿で小型の魚でもロッドが曲がるので魚の引きを楽しめる!
- 道具少ない予算で道具を揃えることが可能!
- 道具がコンパクト!
ライトゲームのデメリット
- タックルが細いので、不意の大型魚をバラしてしまう。
- 仕掛けが軽くて飛距離が出ないので、狙えるポイントが限られる。
沖縄ライトゲームに適した釣り場
沖縄ライトゲームに適した釣り場を紹介します。
①リーフエリア(サンゴ礁帯)
沖縄本島や離島の沿岸に広がるサンゴ礁エリアです。干潮時にリーフが露出し、満潮時には潮通しが良くなるため、魚の活性も上がりやすくなります。
サンゴ礁で囲まれた巨大なタイドプールのようなインリーフとその外側の外洋に面したアウトリーフからなるポイントです。
リーフフィッシュの代表格であるアカジン(スジアラ)、ミーバイ(ハタ類)、フエフキダイなどが狙えます。
サンゴ礁が点在しているということはその分、根がかり率も高く不意の大物が掛かる可能性もあるので、強めのタックルで釣ることを推奨します。
潮が大きく引く日には外洋に面したアウトリーフまで歩いて行くことができ、ジグや重めのルアーで大型の魚を狙うこともできます。
筆者もウェーディングが好きで夏場はウェーディングでリーフエッジまで行ってアカジンやタマンを釣っています。
リーフでは離岸流と呼ばれる、沖に向かって強く流れる潮が走っている場所があるのでウェーディングの際はライフジャケットを着用し、慣れた人と一緒に行くようにしてください。
- アカジン(スジアラ)
- ミーバイ(ハタ類)
- フエフキダイ
- カスミアジ
②砂浜(サーフエリア)
沖縄の砂浜エリアもルアーフィッシングに適しており、遠浅のサーフからはメッキ、コチ、チヌ、時にはカツオなどの青物も狙えます。特に満潮時や、潮が動くタイミングに魚が接岸しやすくなります。
県外のサーフと異なり、急にドンと深くなっているような場所は無く、ある程度の水深の砂地が続いてその先はリーフになっていることがほとんどです。
大潮の日の干潮時には海に入りながら沖に向かって歩きながらルアーを投げるウェーディングでの釣りも楽しむことができます。
潮通しが良く、リーフの切れ目やドロップオフ(急に深くなるエリア)が特に有望ポイントです。干潮時に入り、満潮にかけて狙うと効率的です。
- メッキ
- コチ
- チヌ
- 青物
③河口エリア
沖縄では河口エリアも魚の集まるポイントの一つで、海と川が交わるため、汽水域となる場所も多いです。小魚が集まりやすく、大型魚がエサとなる小魚を捕食するポイントにもなります。
メッキ(ロウニンアジの幼魚)、ターポン、カマス、チヌ(クロダイ)などが狙えます。アカメやボラなど汽水域特有の魚も時折見られます。
河口付近で流れが変化する場所や、潮目ができるエリアは魚が集まりやすく狙い目です。夕方から夜にかけては、魚の活性が上がりやすいため、おすすめの時間帯です。
- メッキ
- ターポン
- カマス
- チヌ
④港湾エリア
港や防波堤、漁港周りは沖縄本島でもアクセスしやすく、初心者でも釣りやすいポイントです。港内には小魚や甲殻類が集まり、捕食者となる魚も集まりやすくなります。
水深が浅い沖縄では、水深の深い漁港は貴重なポイント。
ミジュンやハララーなどイワシ系のベイトが寄り付くこともあり、タイミングが合えばヒラアジ類のナブラに出くわすこともあります。
メッキ、カマス、チヌ、タチウオ、タマン、ガーラ、そして時にはアオリイカなども釣れることがあります。
港の角や防波堤沿い、潮が当たる場所、さらに常夜灯があるポイントは、夜釣りにもおすすめです。夜間には魚が表層に出てきやすいため、小型のルアーやワームで狙うと効果的です。
個人的におすすめしたいのが漁港でのナイトゲーム!太刀魚が狙えたり、ワームを使いアジング感覚でメッキや夜行性の様々な魚種を狙うことができます。
- メッキ
- カマス
- チヌ
- タマン
ライトゲームに必要なタックル
ライトゲームに使用する道具は軽量で扱いやすいものが基本です。以下に、沖縄でおすすめのタックルをご紹介します。
ライトゲームはライトな仕掛けを使うので、竿は柔らかめでリールは小さいものを使用します。
ロッド
ライトゲームでは以下を目安にロッドの長さと硬さを選択します。
ロッドの長さ | 5~8ft(1.5~2.4m) |
ロッドの硬さ | UL~L(ウルトラライト~ライト) |
ロッドが長い方が遠投性が高まりますが、8ft以上の竿になると初心者の方にとっては操作しづらくなってしまうので、ライトゲーム初心者はまずは5~8ft(1.5~2.4m)の竿がおすすめです。
また、UL~Lクラスの竿なら小魚の引きでも楽しむことができますし、初心者にも扱いやすいです。
おすすめのモデル
リール
リールには番手と呼ばれる数字(1000番~)が表記されており、数字が大きければ大きいほどリールも大きくなっていきます。
ライトゲームでおすすめの番手は2000番~2500番!理由としてはライトゲームで使う竿とのバランスを考えたときに、一番バランスがいい番手だからです。
個人的にはルアーフィッシングではロッドよりもリールにお金をかけるべきと考えておりますが、初心者の方はまずは基本性能を備えた安いリールでルアーフィッシングに慣れてから徐々に高価格帯のリールを使って行けば良いでしょう。
リール選びの基準の一つとして、最低限、SHIMANOかDaiwaのメーカー品を選ぶようにしましょう!これらのメーカーのリールを選べば失敗することはありません。
私が初心者におすすめするリールはシマノのネクサーブ。
また、リールに巻くライン(釣り糸)はPEラインの0.6~1.0号がおすすめです!
PEラインの適合号数はルアー竿に記載されていることが多いので、竿に合ったラインを使いましょう。
おすすめのモデル
ライン(道糸)
ルアーフィッシングではPEラインというポリエチレン素材の原糸を複数本、編み込んで(撚って)1本にして作られたラインをリールに巻きます。
PEラインの号数(太さ)は沖縄のライトゲーム、エギングでベースとなる0.8号がおすすめ!
5g~20gのルアーを思いっきりキャストできる強度があるのでライトゲームでは十分な強度です!
筆者もルアーフィッシングを始めた時に使用していましたが、ライントラブルはほとんどありませんでした!
ライン(リーダー)
ルアーフィッシングではPEラインとショックリーダーを結んでショックリーダーにルアーを結びます。
ナイロンラインの適度な伸びに、フロロカーボンラインの耐摩耗性能をプラスしたのがショックリーダーです。
PEラインはラインの伸びが少なく引っ張った時の強度は強いものの、擦れに弱いです。そのため、岩や魚に擦れる部分のラインはショックリーダーを使います。
ライトゲームで使用する道糸のPEライン(0.8号)とのバランスを考えると12lbが最適な太さです!
「VARIVAS VEP ショックリーダ」は、ナイロンよりは硬いのでリーフや障害物周りを攻めたり魚の歯などに擦れた時の耐摩耗性に優れています。
また、一般的なフロロより柔らかいのでFGノットなど摩擦系ノットの締め込みが決まりやすいです。
なお、PEラインとショックリーダーはFGノットという方法で結束します。
PEラインとリーダーの直結方法はFishing Gang Azusaさんのyoutubeで詳しく解説されているので、参考にしてみてください!
ライトゲームにおすすめのルアー
ライトゲームでは10g以下の小さなルアーを使います。ルアーにも色々な種類がありますが、ここからは沖縄のライトゲームで使用されているルアーを紹介していきます!
①ワーム
特徴 | 樹脂やゴム素材でできたソフトルアーの総称。 小魚やエビ・カニ・ゴカイなどに似せて作られている。 |
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対象魚 | メッキ、カマス、チヌ、ターポン |
使い方 | グヘッドリグやスプリットショットリグでボトムを意識したアプローチが有効。 リトリーブ中に軽いシェイクやリフト&フォールで誘う。 |
ソフトルアーは、樹脂やゴム素材でできたソフトルアーの総称ハードルアーよりも魚の反応がよく、価格も比較的安価なので初心者の方におすすめです!
また、沖縄の透明度の高い海では、魚がルアーに対する警戒心を持つことも多いため、匂い付きソフトルアーが効果的です。
リグやジグヘッドと呼ばれる仕掛けを組み合わせて使うことが多く、アイディア次第で色々と楽しめます。
リグの重さや形状で沈む速度や動きを変えることができるので、組み合わせ次第でどんなシチュエーション、魚種にも対応できる万能なルアーといえます。
特に、エサとなるベイトが小さい場合や、魚ではなくエビ・カニをメインに捕食している場合に力を発揮します。こちらも基本的には落として巻くの繰り返しで魚を誘うことができます。
まずはソフトルアーからルアーフィッシングを初めてみてルアーで魚が釣れる楽しみを覚えるのもアリだと思います。
筆者が沖縄のライトゲームでおすすめするソフトルアーは以下になります。筆者はエコギアのグラスミノーを使ってリーフからアカジンを2匹釣った実績があります。
②スプーン
特徴 | 金属製でスプーンのような形をし、水中での反射や揺れる動きで魚にアピール。 遠投性能が高く、海中でのフラッシング効果も強いため、小型青物などにも向いている。 |
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対象魚 | メッキ、タマン、ガーラ |
使い方 | 投げてからボトムまで沈め、リトリーブしながら揺れるアクションで誘う。 時折、ジャークを入れると反応が良くなる場合がある。 |
スプーンは沖縄ルアーフィッシングの定番ルアーです。落ちる速度が遅めかつ落ちる際にも不規則な動きで誘ってくれるのでじっくりと底を攻めることができ、巻くだけでヒラヒラとフラッシングするので魚へのアピールも抜群です。
投げてゆっくりと巻くだけでも釣れるので初心者にもおすすめのルアーです。
スプーン専用のシングルフックやアシストフックを使うことで根がかり率も軽減することができます。
筆者が沖縄のライトゲームでおすすめするスプーンは以下になります。
③ミノー
特徴 | リップがついた巻くと潜るプラグ。 フローティングのものは止めると浮く。 リップの長さや形状によって潜行深度が異なる。 |
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対象魚 | メッキ、タマン、チヌ |
使い方 | ・ストップ&ゴー ・スローリトリーブ |
ミノーは小魚を模したルアーで、フローティングタイプ(浮くタイプ)やシンキングタイプ(沈むタイプ)など、色々な種類があります。
沖縄のルアー釣りでは、遠投が効き飛距離が出るもの、強い潮流の中でもアクションが安定するミノーがおすすめです。
初心者の方には幅広い層を探ることができる、シンキングタイプがおすすめ!
筆者が沖縄のライトゲームでおすすめするミノーは以下になります。
④ジグ
特徴 | 鉛やタングステンなどの金属でできたルアー。 飛距離が出て沈むのが速いので広範囲を探ることが可能。 |
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対象魚 | メッキ |
使い方 | ・リフト&フォールが基本。 ・タダ巻きも有効。 |
ジグは鉛やタングステンなどが素材の金属製のルアー。オフショアで深場を狙うジギング向けのルアーですが、10g以下のマイクロジグもあります。
マイクロジグはシルエットが小さいので、小型の魚も反応してくれます!
また、飛距離が出るのでワーム等では探れない範囲もカバーできます。
さらに、ワームのように千切れたりしないので、手返しが良く、フグが多い状況でも非常に有効です。
そのため、ジグはライトゲームでもおすすめのルアーになります!
筆者が沖縄のライトゲームでおすすめするミノーは以下になります。
【まとめ】沖縄ライトゲームの魅力とタックル選び!
沖縄でのライトゲームは、壮大な自然の中で小型魚とのスリリングなやりとりを楽しめる釣りスタイルです。軽量タックルを揃え、美しい海と魚たちに出会う旅に出てみませんか?
これから釣りを始める方も、沖縄でのライトゲームに挑戦して、思い出に残る時間を過ごしてください!
- ライトゲームとは、軽量なタックルを使い、主に小型魚を10g以下のルアーで釣るスタイル!
- 沖縄のライトゲームの対象魚は、メッキ、タマン(ハマフエフキ)、チヌ、コチ等
- ライトゲームのポイントは、リーフエリア(サンゴ礁帯)、砂浜(サーフエリア)、河口エリア、港湾エリア
- おすすめのロッドは5~8ft台の長さ、UL~Lの硬さ
- おすすめのスピニングリールの番手は2000番〜2500番台
- おすすめのルアーの種類は、ワーム(ソフトルアー)、スプーン、ミノー、ジグ